橋上駅をつくる

今回は2023年の1発目に作った橋上駅を紹介します。きっかけは2022年12月22日に発売した京成電鉄3000形プラレール。正確には2010年の商品の再販という形ですが、久しぶりの京成カラーの商品と相まって元沿線民のワタシは数編成入手しました。

せっかく京成の車両が手に入ったので何か似合う情景を欲しくなり、複数の候補から橋上駅(改札が線路の上にある駅のこと)を作ることに決定。京成には多くの橋上駅が存在し、昔ながらの小さなタイプから近年のデザインの優れた立派な物までありますが、今回は前者の古めかしい昭和タイプにしました。このタイプは、立石、お花茶屋、京成小岩、菅野、京成津田沼八千代台などがありますが、この中でも一番コンパクトな菅野駅をモデルに選びました。

作成前の下調べとして、書籍※やGoogle Mapを用い大まかな形状の把握をおこない、細部については後日実際に赴いて調べました。ただ、2022年12月時点で駅直下を通る東京外環自動車道建設とそれに伴う駅前ロータリー工事によって状況が大きく変化していたので、基本的には書籍の写真を参考に進めるかたちを採りました。

材料はいつものように厚紙、角棒、波ダンボールです。

以下、制作途中の写真

最初は駅舎前面から、レール規格に合わせるために色々測りながら幅を決めながら制作しました。

その後は出入口を作ったり…

橋脚を作ったり…

仮組みしてバランスを見たり(作業からの逃避)…

最後に色を塗って完成しました。

プラレールは奥行き(車両長など)方向のデフォルメはありますが、高さ・車体幅は殆ど変わらないので、見た目がどうしても大きくなってしまいますね。

個人的には満足のいく出来になりました。

制作期間が実質4日足らずだったのが今回1の驚きです。

制作期間4日(2023/1/3~1/4,1/7~1/8)

※参考書籍:石本祐吉『京成の駅今昔・昭和の面影:100年の歴史を支えた全駅を紹介』JTBパブリッシング,2014.