フォトコンジオラマ

2021年夏に作ったジオラマの紹介です。これは児童鉄道誌「鉄おも!」(出版社:カルチュア・エンタテイメント)主催の「タムロン×プラレール×鉄おも!お家で楽しむプラレールフォトコンテスト」への応募作品として作成したもので、制作にあたって「街の一部としての鉄道」、「奥行きのある構図」、「車を動的に見せる」の3つのコンセプトを掲げ、それに沿った情景やレイアウト構成を考えました。

まず情景については、今まで住宅やアパートといった小規模な建物しかなかったので、中規模のマンションや雑居ビル、団地といったものを新規に作成。本来、これらの建物は大きさと反比例で縮尺も小さくするのが普通ですが、今回は敢えてそれをせず街の凹凸を表現しました。

次にレイアウトは、奥行きを出すためレールを横方向、道路は縦方向に線形が円弧状になるよう配置。あくまで街がメインとすべく線路は後方に寄せ、街の連続性が出るよう工夫。

最後にトミカは、スケール差を生かし手前側から大→小なるようにしたほか、実際の動きに則った車間調整をしました(例:奥へ向かって走る大通りの車は手前の信号が青になったばかりなので後ろはまだ動いてないといった感じ)。以上のような点を重視して作り上げたのが今回のジオラマです。

リアル賞を取るつもりで挑んだ今作品ですが、コンテストは落選。残念でしたが、やりたいことは全て詰め込めたので満足のいく作品になりました。

制作期間1日(2021/8/17)